独りぽっちの裸のメロDIEー

あんたは寂しくはないかい? あんたは愛に生きているかい? 僕はね。僕は生きてる。生きてるのに死んでる。 そんな独りぽっちの夜に逃げ場所を探し求めて、 「寂しがり屋日本代表」KUSOGAKINGが放つ愛と孤独と裸のクソッタレた言葉達。にゃんにゃん。

君が僕を忘れても

高校3年間。おぃらは1人の子と一緒にいた。彼女と一緒に笑いあった青春時代をおぃらは忘れない。きっとね。一生、忘れない。





久しぶりに彼女に連絡を取った。何年ぶりかな-。彼女と別れてからだいぶ月日はたったけどね。やっぱり彼女の事はね。たまに思い出す。彼女と一緒に行った公園。駅。お店。思い出はそこら中に溢れている。
どんな別れ方をしようがね。どんな酷い事を言われようがね。時間がたてばね。思い出は輝いてしまうものかもしれない。





彼女は今。東北にいるらしい。学生をしていて結婚はしていないとの事だ。
何故、東北に行ったのか。何故、また学生になったのか。あまり深くは解らない。だけどね。凄く。凄く心配だ。きっとね。大きなお世話なんだろうけどね。凄く心配だ。



彼女と別れる時。彼女には他に彼氏ができていた。ずっとじゃね-よ。ずっとじゃね-けどいた。あいつとは別れちまったみたいだ。畜生。



高校の時。彼女はいつもおぃらを見てくれていた。同じ高校の同じクラス。ずっと一緒にいた。彼女は全てをおぃらに捧げてくれているような気がしていた。
それまでも彼女と呼べる存在の人はね。何人もいた。何人もいたけどね。それは名ばかりだった。薄っぺらい。薄っぺらい付き合い方だった気がする。まだ子供だったもん。
一緒にいて。「独りじゃない」と思えたのはね。彼女が始めてだった。嬉しい事も。悲しい事も。全てを共有する事ができた。誰かの胸の中で泣けたのはね。彼女が始めてだったんだ。支えられていた。まだ今ほどの力もなくてね。檻の中で苦しんでいたたおぃらをね。支えてくれていたのはね。彼女だった。



だけどね。おぃら達はまだ子供だった。

続きは次回。

今日のお薦めBGM=岡平健治「告白」