独りぽっちの裸のメロDIEー

あんたは寂しくはないかい? あんたは愛に生きているかい? 僕はね。僕は生きてる。生きてるのに死んでる。 そんな独りぽっちの夜に逃げ場所を探し求めて、 「寂しがり屋日本代表」KUSOGAKINGが放つ愛と孤独と裸のクソッタレた言葉達。にゃんにゃん。

Tale of the heart poetry(4)

Tale of the heart poetry(4)

 


『last summer』

 


今年もまた夏が来ました


強い日射しがアスファルトに照りつけて


僕はその眩しさに目をつぶった


光のシャワーは僕の心の中にいる

 


アナタを洗い流すわけでもなく

 


その面影を思い出させる


アナタと過ごしたひと夏の思い出は

 


僕の記憶の中で薄れる事もなく輝きを増していく


「愛してる」


「愛してる?」


「愛してる」


「愛してる?」


あの頃、僕はただ

 


ただ純粋にアナタを愛していたのに

 


愛していたのに恐かった


同じ季節の中で


同じ時間の中で


一緒に息をした


一緒に夢を見た


手を繋いでいる間


体を重ね合う間


まるで僕達は2人で1つの心臓を鳴らして生きている様でその鼓動はけっして止む事はない


陽だまりの中


アパートの部屋の中


アナタの胸の中


僕は感じていました


永遠と孤独


孤独と永遠


蛍の光


花火の光も


美しいと呼ばれるものは一瞬で消えてしまうけど僕はアナタの横で小さく笑いながら永遠を祈った


「ずっと一緒にいよう」


「ずっと一緒にいよう?」


「ずっと一緒にいよう」


「ずっと一緒にいよう?」


確かめ合う愛の重さ


繰り返す確かな言葉


求め合う愛の愚かさ


甘いキスは重ねる度に

 


その甘さを失っていく気がした


たった1つの嘘


すれ違い


素直になれない


解って欲しかった


声に出せない僕の言葉と

 


言葉にはできないアナタの声


好きだよ


好きだよ


好きだよ


夏の陽炎に隠された想い達を僕等は見つけられなかったんだね


紫の浴衣


小さな体


ココルル


水族館


金髪の長い髪


帰り道


青いワンピース


スカルプチャ


黄色いサンダル


スティッチ


アナタがくれた風鈴は潮風が吹くと今もラブソングを鳴らしています


今年もまた夏が来ました


アナタには届かない


心の声をメロディーにのせて


僕とアナタの物語


小さな恋の物語


アナタの心の中にも残っていますか?


照りつける光


蝉のオーケストラ


暖かな愛のメロディー


全てが幻ではなく


全てが嘘ではなく


全てが僕にとって


大切な日々でした


ありがとう


さようなら


ありがとう


さようなら


僕の声が聴こえますか?


僕の歌が聴こえますか?


夕焼けの向こうにそびえ立つまるで絶望にも似た暗闇の前で


朝日の向こうにそびえ立つまるで希望にも似た小さな光の前で


上手い言葉は見つからないけれど


ただ


ただ


まるで向日葵の様なアナタの笑顔を思い出して


ただ


ただ心から


ありがとう

 

今年もまた夏が終わった


It is on breast about the days passed with you


I continue walking


Tale of the heart poetry

 


last summer

 

 

 

今日のお薦めBGM=布袋寅泰「ラストシーン」