独りぽっちの裸のメロDIEー

あんたは寂しくはないかい? あんたは愛に生きているかい? 僕はね。僕は生きてる。生きてるのに死んでる。 そんな独りぽっちの夜に逃げ場所を探し求めて、 「寂しがり屋日本代表」KUSOGAKINGが放つ愛と孤独と裸のクソッタレた言葉達。にゃんにゃん。

staying staying

皆さんこんばんわ。降り続いた雨も止み、いよいよサマーがやってきやがる。花火、祭り、浴衣、海、水着。どうでもいい。どうでもいいよサマー。おぃらはただ。サマーにクーラーの中で毛布に包まって寝るのが好きだ!寂しがり屋日本代表のKUSOGAKINGです。ごろにゃーご!

 

 

 

 


仕事の帰り。ふと空を見上げるとね。大きな。大きな。打ち上げ花火がね。色とりどりの打ち上げ花火がね。真っ黒い。真っ黒い。空のキャンパスをカラフルに染めてやがる。黒は染まるんだ。黒は綺麗な色に染まるんだな。おぃらの汚い。汚い。ドロドロとした。黒い部分も。いつか。いつか染まりますように。綺麗に。綺麗に。染まりますように。

 

 


この時期にらなるとね。毎週のようにいろんな所で花火大会がある。昔はよく行ってたっけなー。無邪気にはしゃいでたもん。花火が見たいってよりもね。祭りの雰囲気が好きだったのかな。だけどね。あんまり。あんまりいい思い出はない。暑いんだもん。夏は暑くてイライラしちゃうもん。浴衣を着た女の子達はやっぱり輝いていてね。目移りしちまってね。集中できないんだ。花火もね。綺麗。綺麗だってね。確かに綺麗だと思う。一瞬で消えちまう花火。一瞬で咲き乱れちまう花火。綺麗だと思う。だけどね。そこまで感動するのかと言われたらね。そうでもねぇんだ。結局はね。誰がいるか。誰と見るかだ。

 

 


もー何年前になるかな。最後にまともに花火大会に行ったのはね。心友の光(あだ名)や奥さんのこっちゃん(あだ名)と一緒に行った花火大会だ。急性骨髄性白血病で闘病中だった光。一時帰宅を許されてね。皆で一緒に。花火を見に行く事になった。人ゴミはあまり良くなかったからね。あまり人がいねぇ少し離れた所から見た。光とこっちゃんはね。仲良く。仲良く2人並んで空を見ていた。おぃらはね。その後ろから空を見ていた。

 

 

 

バーン!バーン!バーン!

 


空に映し出される花火。色とりどりの花火。その花火よりもね。おぃらはずっと。ずっと光とこっゃんの後ろ姿を見ていた。おぃらは思わず。思わず涙が溢れてきそうになった。涙を必死に。必死に堪えていた。

 

 


「なんて綺麗なんだ」。

 

 

 


寄り添う2人と。空に映し出される花火。おぃらはその光景を。景色を。本当に。本当に綺麗だと思った。本当に美しいと思った。2人はあの時。いったい。いったいどんな気持ちで。どんな気持ちで花火を見ていたのかな。おぃらは後ろから。後ろから2人を見ながら。ずっと。ずっと考えていたんだ。花火と2人を映し出す光景は。本当に。本当に美しかった。

 

 

 

だけど。あれが2人にとって最後の花火大会になっちまった。あれからおぃらも花火大会には行っていない。きっとね。浴衣姿のギャル達は見ちまうけどね。花火をもう綺麗だとは思えない。あの日の景色以上に素晴らしい景色が見れる花火大会なんてね。一生ありえないもん。

 

 

 

 

 

 

おぃらは弱い。おぃらはこんなんだ。こんなんなんだよ。こんな人間なんだよ。あんたの目に映るおぃらなんてね。嘘っぱちだ。格好つけてね。見栄はってね。強いふりをしてね。嘘っぱちだ。おぃらは最低の人間だ。いつも。いつも崖っぷちにいるのさ。
だけど。だけどね。おぃらには友達がいた。心友がいた。仲間がいた。心から。心から誇れる馬鹿な奴等がいた。それだけでも。それだけでも素敵な事なのかもしれねぇ。

 

 

アンパンマンは確かにヒーローだ。強くて。優しい。ヒーローだ。だけどね。アンパンマンはね。こんな事を言っていた。「愛と勇気だけが友達さ!!」。おぃらはヒーローなんかじゃない。ましてや。ましてやね。愛も勇気もそんなに無いのかもしれない。だけどね。だけどおぃらはね。愛と勇気だけが友達かんかじゃなかった。最高の友達が。最低の友達が。いたんだ。どうだバイキンマン!!

 

 

 

 


誕生日おめでとう。

い無くなっちまってもう何回目の誕生日だろう。

おぃらの誕生日。

お前だけは。

お前だけは。

いつも「おめでとう」って言ってくれたね。

おぃらも絶対に忘れないよ。

おめでとう。

 

今日のお薦めBGM=竹原ピストル「ForeverYoung」