独りぽっちの裸のメロDIEー

あんたは寂しくはないかい? あんたは愛に生きているかい? 僕はね。僕は生きてる。生きてるのに死んでる。 そんな独りぽっちの夜に逃げ場所を探し求めて、 「寂しがり屋日本代表」KUSOGAKINGが放つ愛と孤独と裸のクソッタレた言葉達。にゃんにゃん。

AKIRA

皆さんこんばんは。小学生のなりたい職場ランキング1位にもなるYouTuber。そんなYouTuberさん達の動画を最近やっと見始めました。時代に置いてけぼり。寂しがり屋日本代表のKUSOGAKINGです。

 

 

 

 

 


今からもぅ。何年前になるかな。おぃらが小学校に入学した時、同じクラスにアキラ(仮名)と言う男の子がいた。アキラは少し日焼けした顔でね。歯がボロボロでね。見るからに頭の悪そうな馬鹿面した奴だった。
アキラとは席が隣同士ですぐに仲良くなった。小学校1年生のおぃら達といえばね。愛がどうのだとかね。恋がどうのだとかよりもね。昨日の「ドラゴンボール」がどうだとか「ガンダム」がどうだとかね。そんな話ばかりしていた。
学校の休み時間にはドッジボールをして、帰りには土手で戦いごっこをして。毎日が楽しくてね。あたり前の様にただ流れていた。

 

 


そんな小学1年生のおぃら達の中でね。アキラは少しませていてね。おぃら達が戦いごっこに明け暮れている時に恋をしていた。アキラはね。たまにおぃらに恋の相談をしてきた。アキラの口から放たれる汚れのないピュアな言葉はね。小っ恥ずかしくてね。女の子に意地悪をする事しかできなかったおぃらにはね、到底理解できなかった。だけどね。真っ直ぐにおぃらを見て「あの娘が好きだ」と言うアキラがね。おぃらはなんだか好きだったんだ。たぶんね。こいつ凄いな。こいつ格好いいな。そんな風にね。どこか尊敬しちまってたのかもしれねぇ。

 

だってね。おぃらもその時、好きな子がいたんだ。同じクラスにいたエミコちゃん(仮名)。しずかちゃん(ドラえもん)みたいね。クラスのマドンナみたいな子だった。愛だとか。恋だとかね。今でもわかんねーけどね。今よりもっとわからなかった小学1年生。ただ。ただ純粋にね。好きになった。初恋の人だった。だけどね。おぃらはそんな事ね。誰にも言えなかった。本人にはもちろんだけどね。友達にも言った事がねぇ。ただね。彼女にちょっかいを出したりね。遠くから見ている事しかできなかった。自分の気持ちに真っ直ぐに生きているアキラにおぃらはこっそりと憧れていたんだ。孫語空(ドラゴンボール)の。いや。浦飯幽助(幽遊白書)次くらいにね。

 

 


そんなある日から突然アキラは学校に来なくなっちまった。先生に理由を聞いてもね。「体調が悪いらしいのよ」としか言われなかった。
心配になったおぃらは先生にアキラの家の住所を聞いてね。友達の倉ちゃん(あだ名)とね。アキラの家を訪ねに行ったんだ。小学校から30分程歩いた町外れにあるアキラの家。

 


小学1年生のおぃら達にはね。アキラの家までの道のりがね。まるで冒険のようだった。倉ちゃんとドラゴンボールごっこをしながらね。冒険の道のりを走った。どっちが悟空役をするのか。どっちがフリーザ役をするのか。戦いながら走った。

 

 


そして、戦いごっこをしながら疲れ果てたおぃら達はやっとアキラの家に辿り着いた。おぃらも倉ちゃんもね。アキラの家を見てね。幼いながらにも少し同様した。

 


続きは次回。


今日のお薦めBGM=岡崎体育「FRIENDS」