独りぽっちの裸のメロDIEー

あんたは寂しくはないかい? あんたは愛に生きているかい? 僕はね。僕は生きてる。生きてるのに死んでる。 そんな独りぽっちの夜に逃げ場所を探し求めて、 「寂しがり屋日本代表」KUSOGAKINGが放つ愛と孤独と裸のクソッタレた言葉達。にゃんにゃん。

スティール・エンド

地面に映る2人の影。顔と顔がくっついているわけじゃないのにね。だけど影は重なっているんだ。影が重なってるってね。おぃら凄く素敵な事だと思うんだ。なんだかね。繋がれている。そんな気がする。それだけ近くにいるんだもん。体を重ねてもね。心が繋がれるわけじゃない。影が重なってもね。体が重なっているわけじゃない。おぃらは心を繋いでいたい。心が繋がれていたいな。




もう何年も前だけどね。世界で1番悲しい夜。その夜から全てが変わった。そんな深い哀しみの中。おぃらはどうしていいのか解らなかった。どうしていいのか解らずにね。携帯電話を握りしめていた。電話帳の中を探した。誰か助けて。誰か助けて。そして。別れた彼女に電話をした。だけど電話は繋がらなかった。そして。おぃらはもっと前に別れた彼女に電話をした。年上の彼女。美容師の彼女。彼女はおぃらの電話番号を知らなかったからかね。電話に出てくれた。

「誰?」

「俺だけど解る?」

彼女は泣きながら話すおぃらに優しく答えてくれた。どうしたの?大丈夫?おぃらはただ話を聞いて欲しかったんだ。どこにブツけていいのかも解らない哀しみをただブツけたかったんだ。彼女は本当に優しく。ただ話を聞いてくれた。彼女はね。昔に書いていたブログを読んでくれていたという。ずっと。そしておぃらが失恋をした事も知っていた。彼女からすればおぃらは本当に自分勝手だと思う。別れた彼女の変わり。きっとそんな風に感じただろうな。おぃらは昔。別れた彼女の事をこんな風に書いていた。

 

 

 

「おぃらが本当に愛したたった1人の人」。

 

 

 

 

そんな文章を読んで彼女はどう感じただろうか。おぃらはきっと傷付けていた。本当に最低な奴だ。彼女はおぃらが泣き疲れた後。こう囁いた。

 

「ごめんね。私にはもう何もしてあげれない。電話もできない。ごめんね。」

当たり前だよ。そんなの当たり前だよね。付き合っている時もおぃらは彼女に酷い事ばかりした。本当にね。当たり前だと思う。おぃらはそれで良かったと思う。確かに辛い。凄く辛いよ。やっぱりね。付き合ってきた人。おぃらの事を解ってくれる人達の言葉。存在は他の人とは違う。だけどね。今、彼女達に頼るのは間違っている。彼女達に失恋の痛みをブツける事は間違っている。解ってたんだ。もう何年も前の話だけどね。なんだか思い出したんだ。最低の自分。最低の行為。大切にしなきゃ。大切にしなきゃ。

 


だけどね。アナタと過ごした時間は嘘じゃないよ。アナタと過ごした日々は嘘じゃないよ。信じてくれなくてもいい。忘れてくれてもいい。ただね。ただ幸せになってください。





友達の祐輔(あだ名)に2人目の子供ができた。おめでとう。羨ましいなー。本当に羨ましい。おぃらも子供が欲しい。結婚よりもね。今は子供が欲しい。そんな気分だ。今はどうしてもね。頭の中には哀しい音が流れてくる。でもね。いつかね。耳を澄ませば明るい音。聴こえてきたらいいなー。にゃんにゃん。

 

今日のお薦めBGM=UVER WORLD「CORE PRIDE