独りぽっちの裸のメロDIEー

あんたは寂しくはないかい? あんたは愛に生きているかい? 僕はね。僕は生きてる。生きてるのに死んでる。 そんな独りぽっちの夜に逃げ場所を探し求めて、 「寂しがり屋日本代表」KUSOGAKINGが放つ愛と孤独と裸のクソッタレた言葉達。にゃんにゃん。

from 10月25日

時は止まらず進み僕に何を見せてくれるのだろう。君がいない時間がまた一秒一秒増えて行く.....そんな風に毎日を後悔と不安の中で過ごしていたあの頃。あの頃からもう。何年がたっただろうか。



積み重ねてきた一秒一秒に後悔は無いと言えば嘘になる。きっとね。後悔だらけだ。あの頃があって良かったと思うしね。良くなかったとも思う。ただね。嫌な思い出になんかしないよ。ありがとう。こんな僕と一緒にいてくれて本当にありがとう。ずっと君のために生きて行く事はできなかったけどね。僕はずっと。ずっと唄って行くよ。君がくれたメロディーを唄って生くよ。





今日はおぃらの曲「10月25日」についてだ。この曲を作ったのはもう何年前になるかな-。



この曲はおぃらが約4年間付き合った同級生の彼女にフラれて自暴自棄になっていた時に作った曲だ。10月25日ってのはよ。おぃらと彼女が付き合った記念日でね。別れた日でもあるなんとも表現の難しい日だ。

 

あの頃。彼女を失ったおぃらにはね。結局、何も残ってなかった。失ってみて始めて気が付く事って本当に沢山ある。一緒にいる事があたり前でね。彼女がいる世界があたり前の世界だった。沢山の時間を共有して沢山傷付け合って愛や絆が深まる程に見失っちまってたモンがさ。おぃらには沢山あった気がする。本当はね。一緒にいれるだけでもね。幸せだったんだと思う。愛してくれる人がいてね。愛してる人がいてね。そんな2人が出会って手を繋いでよ。一緒にいれるってさ。それだけでも本当に奇跡的な事なんだと思う。

 

なのにね。おぃらときたら求める事ばかりだった。彼女に対しても自分に対してもね。満足ができなかった。止まれなかった。彼女が側にいてくれたからこそおぃらは夢を追い求める事ができていたはずなのにね。おぃらはいつの間にか彼女のいない道を進もうとしていたんだ。

 

彼女がいなくなっておぃらは結局それまでのように唄えなくなった。唄えなくなった所かね。人間として駄目になっちゃったんだ。
一瞬にして消えてしまった彼女。変わってしまった彼女。彼女の事を想い歌を唄う事しかできなかった。彼女への想いを歌に託す事しかこの時のおぃらには生きる手段が無かったんだ。





おぃらはね。この曲でこう唄っている。「ずっと僕は君のために生きて行くだろう」。これはね。この時、本当にそう思ってたから。ずっとね。これから先何年もね。例え一生彼女に会う事ができなくてもね。愛し合う事ができなくてもね。おぃらは一生彼女を想っている。愛している。本気でそう思ってたんだ。
だけどね。今、おぃらの中にあるのは愛じゃない。ただね。ただ本当に「ありがとう」と言う気持ち。家族に対する愛のような気持ちなのかもしれないな。

 

だからこの曲はね。この曲の歌詞はね。嘘になっちまうのか。この時おぃらは永遠の愛をおぃらの中に感じていたのによ。全部嘘になっちまうのか。永遠の愛なんてねぇのか。そう思うと恐い。恐いよ。

 

だけどね。彼女の事はきっと一生忘れない。10月25日はこの歌をきっと心の中ででも唄うよ。ずっと君のために生きて行く事はできねぇけど。きっとね。ずっと想ってる。ありがとう。ありがとう。本当にありがとう。




おぃらはね。最近凄く不安だった。いろんな事を思い出しちゃったしね。この時期はよく大切なモノを失ってしまうから。同じ過ちを繰り返している自分自信にも凄く嫌気がさしたりね。



あんたには愛している人はいるかい?

 

一緒にさ。隣にいるのがあたりまえなさ。大切な人がいるかい?

 

おぃらは沢山、後悔して来たよ。沢山、人を傷付けて来たよ。自分ばかり辛いような顔してさ。沢山の間違えをおこしてきた。

 

あんたの本当に大切なモノは何だい?

 

お願いだよ。おぃらみたいになるなよ。彼女を失っておぃらは一秒一秒が本当に辛かった。凄く難しい事だけどね。一秒一秒が本当に奇跡なんだ。大切なんだ。そう気が付いたよ。今でもやっぱりそんなに大切にはできねぇけど。後悔してよ。失ってから気付いても遅いんだ。本当に大切な事、忘れねぇようにしねぇと。



ありがとう。こんな僕と一緒にいてくれて本当にありがとう。ずっと君のために生きて行く事はできないけど僕はずっと唄って行くよ。君がくれたメロディーを唄って生くよ。

 

今日のお薦めBGM=福山雅治「you」