独りぽっちの裸のメロDIEー

あんたは寂しくはないかい? あんたは愛に生きているかい? 僕はね。僕は生きてる。生きてるのに死んでる。 そんな独りぽっちの夜に逃げ場所を探し求めて、 「寂しがり屋日本代表」KUSOGAKINGが放つ愛と孤独と裸のクソッタレた言葉達。にゃんにゃん。

愛が届いた(7)

水族館の水槽の中なんかにいる魚の群れ。彼等はね。水槽の中にいようが大きな海の中にいようがね。だいたいを仲間達と群れて泳ぐんだとよ。それがあたり前なんだな。
小学生の頃。学校で小さな魚達が何百匹だとか何千匹だとか集まってね。大きな魚になって鮫と戦うアニメを見て感動したもんだ。あの頃まだまだ純粋だったはずのおぃらの心にね。あのアニメは深く刻まれやがった。魚達はただ群れていやがんのかな。それとも心から繋がれてやがんのかな。どっちにしてもね。あたり前に群れている彼等がおぃらは羨ましいと思う。

あたりまえの様にね。いつも一緒にいれる友達や仲間がどれだけ大切なのかさ。年を重ねる事に感じるよ。それは決してあたり前なんかじゃないんだと。




 

先日、FANLETTERより愛をいただいた。ピチピチの18歳の女の子からだ。彼女にはね。小さな頃から本当にね。本当にずっと一緒にいた友達がいたんだと。だけどね。ほんのちょっとした事で喧嘩しちまってね。もう半年もね。連絡も取っていないらしい。「どうしたらいいと思いますか?」。そんな内容だった。



小さな頃からずっと一緒にいる2人にだからこそ解る世界。絆があるんだろうね。ずっと一緒にいた相手にだからこそね。解ってほしかったりね。感じてほしかったりね。気付いてほしかったりね。ずっと一緒にいた相手だからこそ許せねぇ事とかよ。沢山あるんだろうね。


おぃらはね。彼女に対してたいした事は言ってやれなかった。気の利いた一言さえもね。言ってやれなかった。なんでだろうね。ただ言葉が思い浮かばなかった。だからね。ありきたりな言葉しか言ってやれなかった。小さな頃からずっと一緒にいる2人。女の子同士の2人。おぃらにはね。解らねぇ事がきっとあると思うしね。解ってあげれないのが悲しかった。

それから暫くしたある日。おぃらは友達と喧嘩をした。別にね。大した理由なんてねぇ。ただなんとなく噛み合わなかっただけ。本当にね。些細な事だよ。

仲直りはしてもね。この日から少し気まずくなっちまってね。おぃらは恐くなった。あたりまえなんかじゃねぇ。失うかもしれねぇ。いなくなっちまうかもしれねぇ。

 

その時おぃらは彼女の本当の辛さに気が付いた。どれだけ辛い事か。どれだけ寂しい事か。

もしもね。これから先、彼女にね。新しい友達ができてもね。親友と呼べる人ができてもね。それは失った友達の変わりにはなれねぇ。小さな頃からずっと一緒にいた友達の変わりなんていねぇよな。

おぃらは彼女に何て言ってあげたらいいのかな?解るよ。辛いよね。悲しいよね。寂しいよね。そんな言葉いらねぇよな。難しいよ。クソみてぇな言葉しかみつからねぇよ。ただね。後悔しねぇで欲しい。できるならね。できる事ならね。もう1度連絡を取ってね。また仲良くなってほしい。譲れない思いもあるかもしれねぇ。いろんな思いがあるかもしれねぇ。だけどね。だけど心からね。そう願うよ。




おぃらの親友が死んじまった時。その時おぃらは心から後悔したよ。本当に後悔した。いつもそうだ。大切な奴を失う度にね。おぃらは後悔をしてよ。大切にしよう。大切にしようってよ。心に誓うのにね。時々、忘れちまうんだ。

 


何がしたい。あーしたいだのこーしたいだの。口には出しても中々、行動に出られねぇ。このままじゃただの口だけ野郎だ。
もぅ10月だ。今年も残りわずか。口にだした事も実行できねぇ口だけ野郎でもね。自分の中で誓った事くらいはね。実行できる人間様になりたいよ。だってね。どんなに自分を隠してもね。嘘を付いてもね。自分を飾ってもね。自分自信には嘘付けねぇもん。何が大切なのか見失わなねぇように。後悔しねぇように。あと1歩。この1歩なんだ。勇気が欲しいよ。

 

今日のお薦めBGM=John Lennon「Love」