独りぽっちの裸のメロDIEー

あんたは寂しくはないかい? あんたは愛に生きているかい? 僕はね。僕は生きてる。生きてるのに死んでる。 そんな独りぽっちの夜に逃げ場所を探し求めて、 「寂しがり屋日本代表」KUSOGAKINGが放つ愛と孤独と裸のクソッタレた言葉達。にゃんにゃん。

low人形

体調が悪い時。独りで。一人で。長い間、部屋にいるとね。頭が可笑しくなっちまいそうになる。TVをつければ年下の女の子がオリンピックという大舞台でキラキラ輝いてやがる。街を歩けば夏をおかずに騒ぎ立てる若者達が犇めいてやがる。まるで。まるで世界から仲間外れにされちまったみたいだ。世界から置いてけぼりにされちまったみたいだ。




家にいればおぃらは一人。いや。ペットのチャオベー(ハムスター)と一人と一匹。それが寂しいわけじゃない。それが寂しいわけじゃない。一人暮らしなんて慣れてる。だけどね。一人暮らしをした事のない人にね。一人暮らしの寂しさなんて解るはずもない。独りじゃない人にね。独りの寂しさなんて解るはずもない。



体調が悪いのが続くとね。心が弱くなる。心が負けそうになる。ずっと一人でいるからかな。ずっと独りでいるからかな。全てをマイナスに受け止めちまう。全てが悪く見えちまう。鬱状態だ。独りは寂しいけどね。恐くなっちまう。



それでも。それでもね。やらなくちゃいけない事は沢山ある。考えなくちゃいけない事は沢山ある。笑わないと。優しくしないと。強くならないと。生きていけない。この世界で。この目に見える世界では生きていけない。誰も。誰も助けてなんかくれやしない。誰も。誰もおぃらなんて見てやしない。それでも。それでも立ち上がらなくちゃ。前に進まなきゃ。上に昇らなきゃ。息ができなくなっちまう前に。息ができなくなっちまう前に。心が死んじまう前に。





馬鹿なおぃらは病院には滅多に行かない。インフルエンザになろうとね。胃潰瘍になろうとね。なるべく行かない。。唯一。唯一行くのはね。睡眠薬だとかね。安定剤を貰いに行く時くらい。いつも行く病院はね。いつも待たされる。待たされたあげくね。クソみて-な先生とね。クソみて-な話をさせられる。法律で決まってるみたいなんだ。検診してからじゃないとね。薬は渡せないらしい。クソみて-な先生はね。クソみて-な言葉しか言わねぇ。吐き気がしちまう。お前に言われなくてもね。解ってる。解ってるんだよ。「鬱病」。「対人恐怖症」。「適応障害」。「不眠症」。「依存姓人格障害」。薬もない。治す方法も解らない病名を告げられてね。「お前は精神疾患だ」と証明してもらう。おぃらの事なんて何も知らないくせにね。マニュアルにそった質問をしてね。クダらない話をされてね。なん千円も取りやがる。病院なんてしょ-もねぇ。ナース服を着た女の子は大好きだけどね。病院なんて信用できね-んだ。



おぃらがどんな病気だろうとね。顔が腫れあがってね。痛くてたまらなくてもね。独りで。独りでどれだけ頑張っていようとね。世の中には関係ない。解らない奴にはね。解らない。蔑んだ目に。冷たい言葉に。消されないように。消されないように。進まなきゃ。走らなきゃ。おぃらは蝋人形だ。最後の最後まで。溶けて消えちまう。最後まで。足掻いてやる。もがいてやる。



それでも。

それでも。

踏み潰すなら。

いっそ。

いっそ消してくれ。





一人ぼっちは寂しいけれどみんな一人ぼっちなら

寂しくなんかない

一人ぼっちなんかじゃないから

 

「君は優しい人」

誰かに与えられたその肩書きを守るため必死に僕を飼いならす

だけどもう疲れたよ

僕は降りることにしよう

一言で言えるような人間に僕はなれない

 

僕はもうダメなんだ神様の失敗作

どこで何を間違えたんだろう答え合わせでもしよう

でも待ってよもしかしたらこの世界ははじめから失敗作やでくの坊の放り込まれたゴミ箱

 

一人ぼっちは寂しいけれどみんな一人ぼっちなら

寂しくなんかない

一人ぼっちなんかじゃないから

 

今日のお薦めBGM=Mr.Children「1999年、夏、沖縄」