独りぽっちの裸のメロDIEー

あんたは寂しくはないかい? あんたは愛に生きているかい? 僕はね。僕は生きてる。生きてるのに死んでる。 そんな独りぽっちの夜に逃げ場所を探し求めて、 「寂しがり屋日本代表」KUSOGAKINGが放つ愛と孤独と裸のクソッタレた言葉達。にゃんにゃん。

from A Return Road Of Winter

皆さんこんにちわ。寂しがり屋日本代表のKUSOGAKINGです。いつの間にかね。桜が咲いていたどころかね。もう無くなろうとしてやがる。儚い。尊い。おぃらはね。できればね。できれば儚いものよりもね。永遠を感じさせてくれるものがいい。



今日はおぃらの曲「A Return Road Of Winter」についてだ。
「A Return Road Of Winter」ってのはね。「冬の帰り道」っていう意味だ。


帰り道はね。楽しい時もあればね。寂しい時もあってね。それはどこから帰るか。誰と別れて帰るのか。帰る場所に誰かが待っているのか。いろんな帰り道があると思う。




大雪の中。車も動かない。電車も動かない。冷たい風が吹いている。雪が降りしきっている。なのにね。なのにその中を手を繋いで歩いて帰る。靴はびしょ濡れでね。顔は痛い。なのにね。なのに「暖かい」と思える。「幸せ」だと思える。そんな瞬間があんたにはあるかい?



同じ道。同じ帰り道なのにね。1人で歩くのとね。2人で歩くのはね。世界がね。景色がね。何もかも違うんだ。もう何年前になるかなー。「A Return Road Of Winter」はね。そんな冬の帰り道をね。思い出して作った曲だ。






この曲を作った頃。もう何年も前だけどね。親友の真基(あだ名)と話をしてた事を思い出した。真基は1年半くらい付き合っていた彼女と別れたばかりだった。真基はね。彼女を結果としてはね。フッてしまったんだけどね。真基の中ではね。彼女の存在は今も凄く大きいんだ。彼女との日々があったからこそね。今の真基はいるんだ。


真基は仕事から家に帰る帰り道。いつも憂欝になるんだと言っていた。彼女と2人で過ごしたいた家には誰もいない。彼女と2人で歩いた道を通ってね。彼女との思い出が沢山ある場所へ帰る。その帰り道がどれだけ切なかっただろう。どれだけ苦しかっただろう。




おぃらはね。弱いから失恋なんかしちゃうとね。すぐ逃げちまう。失恋をする前に逃げちまう。恐くて恐くてね。たまらなくなるとね。心を閉ざしてね。少しずつ。少しずつ距離を置いてね。消えてしまう。その度に引っ越す。駄目な男だ。



真基はね。彼女との思い出にもちゃんと向き合って戦っていた。凄いと思った。真基は言っていた。「彼女にちゃんと誤りたい」。「俺は最悪だった」。だけどね。真基はね。彼女とヨリを戻す気は無いしね。彼女に変に期待させちまっても悪いからね。言わないと言っていた。おぃらはね。そんな真基の言葉を聞いてね。大人だと思った。本当の優しさを持ってるんだなと思った。格好いいと思った。






おぃらは心を開くのが恐いんだ。誰と会っても距離をとる。ある程度の距離をおかないとね。恐くてたまらないんだ。よく「俺に話かけるなオーラ出てるよね」なんて言われる。その通りだクソ野郎が!!きっと無意識に防御しちまってるんだ。


でもね。好きで心を閉ざすわけじゃない。おぃらがおぃらとしてね。生きてきて判断したね。これが生き方なんだ。




本当は心を開きたい。せめて「好き」だと思えた人にくらいね。きっと皆そうだと思うけどね。相手が心を開いてくれないと開けなかったり。不安になったり。そんな事で心が開けなかったりね。ちゃんと向き合わないと何も始まらないのにね。


「A Return Road Of Winter」はね。心を開けなくてね。後悔ばかりしていたおぃらの情けない唄だ。
彼女の前ではね。本当の自分でいる事ができなかった。素直になれなかったんだ。傷だらけだったおぃらはね。愛を求めてばかりだった。追いかけるよりね。追いかけて欲しかった。強く。強く。信じさせて欲しかった。だけど。だけどおぃらは。おぃらは信じる事ができなかった。信じさせてあげる事ができなかった。彼女は最後に。おぃらにこんなメールをしてきた。



「逃げるな!!」。



誰も失いたくない。傷付きたくない。怯えてばかりのおぃらがね。こんな歌を作れるのはね。きっと。きっとね。本当は愛を沢山貰っていたからなのかもしれないね。



君は今笑っているかい?

今日のお薦めBGM=鴉「君がいない空」