独りぽっちの裸のメロDIEー

あんたは寂しくはないかい? あんたは愛に生きているかい? 僕はね。僕は生きてる。生きてるのに死んでる。 そんな独りぽっちの夜に逃げ場所を探し求めて、 「寂しがり屋日本代表」KUSOGAKINGが放つ愛と孤独と裸のクソッタレた言葉達。にゃんにゃん。

愛が届いた(5)

先日、FANLETTERにある女の子から暖かい言葉をいただいた。「いつも見ています」。そして彼女はね。「ありがとうございます」と言った。おぃらに「ありがとう」と言ってくれたんだ。「私だけが苦しいんじゃないんだ」。「私だけが寂しいんじゃないんだ」。ここに来るとそう思えると彼女は言ってくれた。



彼女は20代前半。結婚をしていて旦那さんと2人暮らし。不妊病で子供ができずに悩んでいるという。
ずっと寂しかった。小さな頃から。ずっと寂しかった。1人が恐い。独りが恐い。ずっと寂しかった。旦那さんと出会って。結婚をする時。この世の全てが煌めいて見えた。幸せになれる。幸せになれた。これから先。孤独になる事はないとさえ思えた。旦那さんを愛している。旦那さんも愛してくれている。決して1人じゃない。決して独りじゃない。だけどね。子供ができない。子供ができないと思い知らされる度にね。孤独だ。孤独だと感じる。そんな毎日の中でここに来てくれていた。

 

結婚をする前。夜がいつも恐かった。独りだと嘆く毎日。だけどね。結婚をして。心が満たされていくうちにね。1人じゃない事が。独りじゃない事があたり前になってきてね。それが当たり前なんだと。それが普通なんだと思うようになっていた。結婚をする前の気持ち。孤独だった気持ちをね。忘れていっていたとね。彼女は言う。


そんな時にね。孤独だ。孤独だとね。馬鹿みたいに言うおぃら。結婚をする事。家庭を持つ事が夢だと言うおぃらの言葉を読んでね。昔の気持ち。結婚をする前の気持ちを思い出す事ができました。彼女は「ありがとう」と言ってくれた。

 


「今。私には子供が簡単にはできません。だけど。今の私には。大切な人がいます。愛してる人がいます。愛してくれる人がいます。私は子供ができない悲しみばかりで。大切な事を見失う所でした」。

 


彼女は今。幸せなんだな。本当はね。充分。幸せなんだな。だけどね。人は愚かでね。幸せが当たり前になるとね。すぐ求めちゃう。幸せなはずなのにね。幸せになりたいと願ってしまう。おぃらだってそうだ。きっと。きっとね。大切な事。沢山見失ってるもん。


結婚をして。SEXして。子供を産んで。そんな事さえもね。おぃらはあたり前だと思っていた。でもね。そうじゃないんだ。あたり前な事なんてね。ないんだね。
ありがとうと言ってくれた彼女に。心から言いたい。ありがとう。いつか。いつかあんたに子供ができた時。ありったけの愛情を注いであげて。伝えてあげて。おぃらみたいな人間にならないように。

 

今日のお薦めBGM=難波章浩「PUNK ROCK THROUGH THE NIGHT」