独りぽっちの裸のメロDIEー

あんたは寂しくはないかい? あんたは愛に生きているかい? 僕はね。僕は生きてる。生きてるのに死んでる。 そんな独りぽっちの夜に逃げ場所を探し求めて、 「寂しがり屋日本代表」KUSOGAKINGが放つ愛と孤独と裸のクソッタレた言葉達。にゃんにゃん。

いっそ殺してくれ

除夜の鐘が響く中。僕は息ができなくなった。疲れた。独りだ。独りだ。恐い。恐い。誰か助けて。僕は弱い。僕も弱い。誰かの支えなしでずっと笑ってはいられない。ずっと優しくしてはいられない。誰かの事を考えて。誰かの為に行動して。皆が笑っていられる様に。皆が楽しくいられる様に。じゃあ僕の事は。僕の事はいったい誰が考えてくれるだろう。誰が優しくしてくれるだろう。誰が支えてくれるだろう。我慢して。我慢して。それでも我慢して。そうやっていてもね。現実は冷たい。追い討ちをかける様にね。冷たい言葉達が聞こえてくる。頑張らなくちゃ。頑張らなくちゃ。負けたら終わりだ。逃げたら終わりだ。だってね。独りだから。自分で自分を支えるしかない。



僕が涙を流せる場所は心の中だけ。このちっぽけな心の中だけ。大雨洪水注意報。行き場所が無い大粒の涙が心の中で溢れかえった時。僕は薬を飲む。雨を止め。雨を止め。忘れよう。頑張ろう。頑張らなくちゃいけない。僕の心の奥にある部屋。心の奥の奥にある部屋。真っ暗な部屋。その部屋を開ける事ができない。部屋を開けたら浸水してしまうから。その部屋を誰も見つける事ができない。心の中は傷だらけで部屋が隠されているから。

 

だから僕は独りだ。誰とでも仲良くできる。誰からも好かれる。なんでもそつなくできる。生きる為に作りあげてきた虚像。傷を隠す為につけている仮面。

 

本当は甘えたいんでしょ。
本当は泣きたいんでしょ。
本当は逃げたいんでしょ。
本当は頼りたいんでしょ。
本当は支えてほしいんでしょ。



クリスマス。大晦日。正月。誕生日。そんなものはどうでもいい。そんな事はどうでもいい。もっと大切な事あるでしょ。もっと見なくちゃいけない事あるでしょ。

 

携帯電話の音が耳障りだ。聴きたくない。聴きたくない。聴きたくない。





僕が心を開いた人は皆。皆いなくなっちまった。皆。皆僕を捨てていった。だから。信じれない。だから。頑張らくちゃいけない。僕が僕でいたら駄目なら。僕は僕でいれない。そうでしょ。変わらなくちゃ。頑張らなくちゃ。強くならなくちゃ。誰にも負けられない。大人にならなくちゃ。誰も頼れない。僕がしっかりしなくちゃ。誰も信じれない。誤魔化さなくちゃ。僕が悪い。僕にも悪い所は沢山ある。そうでしょ。



年が明けた瞬間。僕は息ができなくなっていた。弱い。まだまだ。弱い。薄れてゆく意識の中で僕は感じた。

 

イッソコロシテクレ。

 

今日のお薦めBGM=back number「幸せ」