独りぽっちの裸のメロDIEー

あんたは寂しくはないかい? あんたは愛に生きているかい? 僕はね。僕は生きてる。生きてるのに死んでる。 そんな独りぽっちの夜に逃げ場所を探し求めて、 「寂しがり屋日本代表」KUSOGAKINGが放つ愛と孤独と裸のクソッタレた言葉達。にゃんにゃん。

最後の春

皆さんこんばんわ。寂しがり屋日本代表のKUSOGAKINGっす!!今日から4月。おぃらはバスに揺られて仕事へと向かう。MP3プレーヤーから流れるRADWIMPSを聴きながら街を歩く。ふいに襲って来る孤独感。春風はなんだかとても冷たい。負けないように。負けないように。ただ強く思う。




今日はね。皆に報告があるんだ。大切な報告。皆にはちゃんと話をしたいんだ。そしてちゃんとお別れを言いたい。だからね。聞いてください。鼻糞ほじりながらでもね。初恋の人を想い出しながらでもね。たいして好きでもない奴と寂くて一緒にいる時でもね。叶わない妄想をしながらでもいいんだ。聞いておくれ。



少し前。ある女の子と出会った。彼女は白いブラウスが似合う女の子。なんだかいつも哀しそうな女の子。僕はね。彼女を見た瞬間。一目で恋に落ちた。何かを感じたんだ。何かが変わったんだ。彼女は青いスカートが似合う女の子。自分の場所を知らない女の子。僕はね。彼女の全てを知りたいと思った。僕の全てを知ってほしいと思った。だけどね。いつかね。彼女はブランコにゆられてね。いたいけな目を少しふせてね。哀しい顔でうつむいてこう言った。

「アタシハヒトリデヘイキノ」

僕はね。彼女のハートに巻いた包帯をね。ゆっくり。ゆっくり。少しずつでもいいんだ。ほどいてあげたかった。嬉しい時はね。両手たちいて笑ってね。哀しい時はね。大声で泣いてね。「ウレシイトキドンナフウニワラエバイイカワカンナイ」。そんな風に囁く彼女をのどうにか助けたかった。僕はいつでもそばに居るよ。僕がこれからそばに居るよ。人より少しだけ。少しだけ不器用な彼女の全てを包んであげたかった。だってね。僕はね。彼女の全てを愛している。素顔の彼女を愛している。この気持ちに嘘は決してないんだ。彼女もね。少しずつ。僕に心を開いてくれた。

 

僕の夢は「世界で1番暖かい家庭をつくる事」。そして先日。彼女が瞼の裏に涙をためながら僕に言った。

「子供ができたの...」

僕はね。一瞬。目の前が真っ白になった。目をつぶり。大きく息を吸い。僕は笑顔でこう言った。「おめでとう」。「結婚しよう。僕が君達を幸せにするよ」。彼女は大粒の涙を流しながら「宜しくお願いします」と囁いた。僕はね。僕はね。やっと幸せを手に入れたんだ。やっと夢を掴もうとしている。本当にね。涙が溢れてくる。考えただけでね。涙が溢れてくる。皆に伝えたかったんだ。ありがとう。ありがとう。いろんな事があってね。いろんな事を乗り越えて来てね。ようやく手に掴んだ幸せ。大切だと。守ってあげたいと思える事ができた彼女。僕はね。心から大切にしたい。大切にしたいんだ。ヒトリデヘイキなんてね。そんな事言わせたくない。絶対に言わせたくない。彼女もね。産まれて来る子供もね。必ず幸せにしてみせるよ。必ず幸せにしてみせる。

 

だからね。皆とはね。今日でお別れ。今日でさよならなんだ。僕はこれからね。彼女の為に生きて行く。彼女の為だけに生きて行く。そぅ決めたんだ。本当に長い間ありがとう。本当にありがとう。さようなら。








全部嘘だけどね。イェ~イ!!にゃんにゃん。今の僕にはね。そんな人いねぇ。哀しい事にいねぇ。ましてやね。あんた達とさよならする気なんてね。今はさらさらねぇ。だけどね。僕の中にある全ての感情。全ての愛。過去も未来もね。捧げたい。守ってやりたい。幸せにしてやりたい。僕じゃないとね。きっと駄目なんだ。僕もね。彼女じゃないと駄目なんだ。彼女を本当に幸せにしてあげられのはね。僕だ。別れた彼女にね。そんな想いを抱いている。

 

彼女は決してヒトリデヘイキではない。僕はね。奇跡を信じている。運命を信じている。だからね。頑張っている。生きているんだよ。皆さん。エイプリルフールだからとかね。寂しいからだとかね。変な主観。哲学。そんなモン捨てちまえ!!僕は決して独りでは生きていけない。誰か僕のハートに巻いた包帯をね。外してくれ。愛しています。貴方を心から愛しています。

 

今日のお薦めBGM=BUMP OF CHICKEN「アルエ」