独りぽっちの裸のメロDIEー

あんたは寂しくはないかい? あんたは愛に生きているかい? 僕はね。僕は生きてる。生きてるのに死んでる。 そんな独りぽっちの夜に逃げ場所を探し求めて、 「寂しがり屋日本代表」KUSOGAKINGが放つ愛と孤独と裸のクソッタレた言葉達。にゃんにゃん。

唄い人の詩

皆さんこんばんは。日本の使い捨てカメラ。KUSOGAKINGです。時間は黙っていても本当に通り過ぎて行く。今年ももぅ1ケ月が終わっちまった。早いなー。早いけど長い。毎日が戦いなんだもん。毎日が「K-1 GRAND PRIX」だ。おぃらの神様。アンディ・フグがこんな事を言っていた。「戦いはリングの上だけではない。人生自体が常に戦いなのです」。
本当にそうだ。毎日が戦い。だけどね。戦いが終わって帰る場所がないと駄目だ。疲れちゃう。おぃらがおぃらでいれる場所。おぃらが息のできる場所。おぃらはただ。それが欲しいんだ。



 

 

朝早く。「ソアラ楽器」のスタジオに入る。声を絞りだして歌を唄う。だけどね。まったく納得できない。声が出ない。思うような声が出ない。そんな時。悔しくてしょーがない。しょーもないおぃらの歌。おぃら自身までしょーもないとしか感じれなかったら歌が可哀想だ。
最近。寝る時間を割いて曲を作っている。メロディーが頭に浮かぶのは本当に突然。必然でもある。おぃらは目をつぶり。息を大きく吸ってからテープレコーダーに急いでメロディーを流し込む。そこからだいたいの歌詞を書いて曲をつける。おぃらの頭の中から。心の中から産まれたおぃらの分身達だ。

だけどね。分身達を産む為にはね。おぃらはおぃらの世界を作らないといけない。おぃらの世界の中でしかね。分身達は産めないからだ。おぃらの世界では普段。蓋を閉めて閉じ込めている事。必死に誤魔化している事。忘れようとしている事。考えないようにしている事も全て放たれている。自由におぃらの心の中を動き回ってやがる。本当に困るんだけどね。音楽を作る。曲を作ると言う事は今のおぃらにとってけっして楽しい事じゃないしね。命懸けの事なんだ。やっぱりどうしても辛くなったりもするしね。過呼吸になったりね。薬を飲みながら曲を作る。心の中が闇に支配されちまいそうだもん。

 


じゃあなんで歌うの?

 

なんで曲を作るの?

 

時々。自分自身にも問いかけるんだ。辛い事を思い出すだけなら唄わない方がいいんじゃないのか。おぃらは別に音楽が仕事でもなんでもない。唄わないなら唄わないで何も問題はない。だけどね。また唄う事を選んだ。それはね。唄う事しかできないからだ。伝えたい事。形にしたい事。おぃらの心の中から溢れ出てくるメロデイーや言葉達。届けたいメロディーや言葉達。この痛みもね。哀しみもね。刹那さもね。音楽でしか表現できねぇからだよ。どうしても伝えたい言葉があります。おぃらにできる事は歌を唄う事。ただそれだけなんだ。今はまた死ぬのなんて恐くない。だからこの命を懸けて唄うよ。



歌が上手くなりてぇなー。もっといい曲を。もっといい言葉を。別に100万人を魅了したいわけじゃない。たった1人。たった1人の人の心だけでいい。動かせるような歌を。その心に届くくらい素敵な歌が唄えますように。





嗚呼 唄うことは
難しいことじゃない
ただ声に身をまかせて
頭の中をからっぽにするだけ
嗚呼 目を閉じれば
胸の中に映る
懐かしい思い出や
あなたとの毎日


本当のことは
歌の中にある
いつもなら照れくさくて
言えないことも


今日だってあなたを
思いながら
歌うたいは唄うよ
ずっと言えなかった
言葉がある
短いから聞いておくれ
「愛してる」



神様。おぃらに音楽を。歌を唄う事を与えてくれてありがとう。そして。おぃらが歌い終わった時。どうか。どうか殺してください。

 

今日のお薦めBGM=高橋ひろ「君じゃなけりゃ意味ないね」