独りぽっちの裸のメロDIEー

あんたは寂しくはないかい? あんたは愛に生きているかい? 僕はね。僕は生きてる。生きてるのに死んでる。 そんな独りぽっちの夜に逃げ場所を探し求めて、 「寂しがり屋日本代表」KUSOGAKINGが放つ愛と孤独と裸のクソッタレた言葉達。にゃんにゃん。

Hot Point

午前0時。熱39度。おいらの誕生日。財布の中身1200円。おぃらは公園の白いベンチに座っていた。高熱で今にも倒れそうな中。小さな雨粒が体にポツポツとあたる中。凍えながら煙草に火をつけた。正直。半々だった。もしかしたら彼女が来てくれるかもしれない。そんははずはない。半々だった。だけどね。だけどやっぱりおぃらは彼女を待っていた。
誕生日を迎えた瞬間。目をつぶった。目をつぶっていろんな事を思い出してみた。そしておぃらは歌った。決めていたんだ。誕生日を迎えたら1番最初に唄う歌。雨のハーモニーと風(風邪)のオーケストラが枯れたおぃらの歌声と共鳴してメロディーを奏でた。結局。彼女からは「おめでとう」と言う一言さえ無かった。だけどね。だけどさ。誰にも言えなかったんだけどね。気のせいかもしれないけどね。「おめでとう」って。小さな声が聞こえた気がしたんだ。本当に馬鹿みたいだけどね。聞こえた気がしたんだ。綺麗なメロディーだったよ。




 

 

 

ある県立高校に行って来た。伝統ある吹奏楽部の部室で歌を唄わせていただいた。部員の多さにビックリ。右を見ても左を見ても女子高生。イメクラでもないのに女子高生だらけ。皆、若くてなんだか凄いなー。何年か前までは女子高生とも仲良くお喋りできたし好きだったんだけどね。今はなんだかまったく違う世代に感じる。おぃらも歳を取ったなー。

 

広い部屋。生の楽器音。ピアノの旋律にのって歌を唄う。やっぱり気持ちいい。本当に気持ちいい。お客さんはほんの少し。知らない人ばかり。ギターやベースやドラムも無い。バンドとは体に入ってくる音もまったく違う。だけど気持ち良かったなー。もっと沢山唄いたい。沢山心の中の言葉達を吐き出したい。頭がおかしくなっちまいそうだ。君に届くかな。僕にはこんな事しかできない。僕の想い。愛を形にするにはこんな事しかできない。君に届くかな。


吹奏楽部の部員の皆。先生。いい奴等ばかりだった。一期一会。もぅ2度と会う事はなくてもありがとう。




おぃらは今。アメリカの大統領の演説を聞いている。凄い。やっぱり凄いなー。デカいよ。器が。本当に尊敬する。人種差別。世界ではまだまだそんな事が沢山あっている。肌や目の色が違うだけで差別を受ける。同じ人間なのにね。ジョン・レノンは人種差別を無くそうとラブ&ピースを掲げで歌を唄った。おぃらにはとてもそんな歌は作れねぇ。おぃらは自分の愛と平和で精一杯だもん。社会に影響を及ぼす様な偉大な人達。器の大きな人達にはおぃらはなれない。だけどね。だけどせめてたった1人の人の心を動かせるくらいの力を。守る事のできる力をおぃらにください。ジョン。こんなしょーもないおぃらでも愛と平和を掴めますか?



生まれた所や皮膚や目の色で
いったいこの僕の何がわかるというのだろう

 

今日のお薦めBGM=lego big mori「Ray」