独りぽっちの裸のメロDIEー

あんたは寂しくはないかい? あんたは愛に生きているかい? 僕はね。僕は生きてる。生きてるのに死んでる。 そんな独りぽっちの夜に逃げ場所を探し求めて、 「寂しがり屋日本代表」KUSOGAKINGが放つ愛と孤独と裸のクソッタレた言葉達。にゃんにゃん。

純愛物語

先日、車を買い替えようと車屋に行った。高校の頃の同級生で高校時代。1番沢山の時間を一緒にすごした祐輔(ユウスケ)の友達が働く車屋だ。祐輔と会ったのは1年ぶりくらい。高校を卒業してからの何年もの間。数えられるくらいしか会ってもいない。だけどこうしてたまに会った時にお互いの事を話して高校時代と同じ様な時を過ごす。それでいいと思う。こんな時間がおぃらには凄く大きく感じる。

 


祐輔は来年の5月に結婚をする。6年間も付き合っている彼女、純ちゃん(あだ名)とだ。6年前。おぃらと祐輔は同じバイトをしていてそこに1つ年下の純ちゃんもいた。2人が出会った瞬間。おぃらもその瞬間に居合わせた。まさか2人が結婚をするなんてその時は夢にも思わなかった。本当に不思議だ。出会いってのは本当に不思議だなー。
祐輔にとって純ちゃんは始めての彼女で純ちゃんにとって祐輔は始めての彼氏。そんな2人が結婚をする。おぃらは本当に嬉しい。そんな純愛物語を祐輔の口から聞けて本当に嬉しいんだ。汚いモノばかりが見えてしまうこんな世界だからたった1人の人とずっと一緒にいる。おぃらが夢にまで見た愛の形を貫いている2人を心から応援したいし祝福したいよ。

 


車で1時間半。祐輔の純愛物語とおぃらの失恋物語を語りながら車屋へと向かった。車を買い替えようと思ったのは前々から考えてた事だけどね。1番の大きな理由は今の車にはあまりにも思い出が詰まりすぎているから。おぃらの車の助手席は彼女の指定席で手を伸ばしても彼女がいない事に余計に孤独を感じるもん。

 

祐輔の友達で車屋勤務の河野君。河野君はとても同じ年に見えない風貌でなんだか貫禄があった。だけど凄く気さくでおぃらはすぐ好きになれた。河野君は来週、結婚をするらしい。子供ができちまって思ってもなかった事らしいけど彼の口から出るそんな言葉達からは幸せが凄く伝わってきた。祐輔と河野君は2人で結婚式の話。費用や新婚旅行なんか本当に幸せいっぱいそうな結婚間近の男のリアルな話で盛り上がっていた。
今のおぃらには何とも笑ってられない話なんだけどね。凄く羨ましく思えたし憧れたんだ。今はまだ明日の事さえもよく解らないけどおぃらもいつか2人みたいに結婚式の話をちゃんとできる日が来たらいいな。

 


車を替えれば何かが変わるわけでもないけど何かのきっかけになればそれでいいと思うんだ。

 

 


祐輔はおぃらの話をちゃんと聞いてくれた。きっとあまり理解はしてくれてないだろうけどなんだか嬉しかったよ。去年会った時。祐輔には沢山話してたもんな。彼女の事。話してたもんな。結婚式にはちゃんと行ってあけだい。歌を唄わせてくれるんだってよ。来年の5月までおぃらが生きていれるのかそんな事は解らない。だけどちゃんと伝えてあげたい。おめでとう。

 

腰が痛ぇ。立ってるのもキツいくらいだ。なんでだろうなー。ちゃんと寝てないから体にもどんどん支障が出てきたよ。おぃらが機械なら修理して貰えばいいだけなのにな。おぃらがアンパンマンならジャムおじさんに新しい顔作って貰えばいいだけなのにな。そういうわけにもいかねぇ。傷は簡単には消えねぇ。かさぶたで隠してもどうしてもかさぶたが破れる時があるもんね。

 

君のかさぶたは新しい愛で破れる事がありませんように。

 

今日のお薦めBGM=175R「お前はスゲエよ!!」