独りぽっちの裸のメロDIEー

あんたは寂しくはないかい? あんたは愛に生きているかい? 僕はね。僕は生きてる。生きてるのに死んでる。 そんな独りぽっちの夜に逃げ場所を探し求めて、 「寂しがり屋日本代表」KUSOGAKINGが放つ愛と孤独と裸のクソッタレた言葉達。にゃんにゃん。

赤灯えれじい

皆さんこんばんわ。サッカー日本代表やハンドボール日本代表が頑張っている中。お風呂の中で半水浴状態でノボせながら今日もここにクソみてぇな言葉を並べている寂しがり屋日本代表のKUSOGAKINGっす!!にゃんにゃん。







1月ももう終わりだ。あっという間に1ヶ月は終わっちまっておぃらはおいてけぼりだよ。時の流れにおいてけぼりだよ。待って。待ってよ。おぃらがどんなに呼んでもね。時間はおぃらの元に戻って来てはくれねぇ。それなら追いつくまで走り続けるしかねぇのかな。



本屋さんであるファッション雑誌を見ていたらね。なんだか見た事のある顔が雑誌に載っていた。高校の同級生、愛ちゃん(あだ名)だ。彼女を見たのはね。きっと高校の卒業式以来。もう何年も前だよ。どことなく面影があるんだけどね。やっぱり変わっていた。職業は介護福祉士だとよ。制服を来ていた彼女はいつもお洒落で明るい女の子だった。よく喧嘩をしたっけ。そんな彼女も今は介護を仕事として頑張ってるんだな。

 

同じ雑誌にはね。おぃらの先輩でもあるあるバンドのインタビューも載っていた。「さらに成長した姿を見てほしい」とコメントをしていた。雑誌の中にいる彼等は女の子を2人も連れておぃらと笑顔で握手をしてくれた昔とはやっぱり顔つきが違う。



彼女も先輩のバンドも今の自分にきっと自信を持っているんだろうな。それはね。きっと沢山頑張って来たからだね。時間においてけぼりにされる事なくね。一生懸命生きて来たからだろうね。雑誌の中で幸せそうな笑顔を浮かべる彼女。真っ直ぐな言葉を綴る彼等。ごく身近な存在だった彼等の輝いた姿におぃらはなんだか情けなくなっちまったよ。本屋さんで座って本を見ながらそんな事を思っていたおぃら。店員さんに「お客様、他のお客様にもご迷惑ですので座って本は読まないようにしていただけませんか」と注意され「ウッセー!!」と言って帰ってやった。






警察官を辞めてドラムを叩いてる奴。名前も聞いた事ねぇ小さな会社に就職して一生懸命頑張ってる奴。2年間付き合った彼女にフラれて煙草を吸い始めた奴。ホストになったけど借金をして行方不明になった奴。何年も何年も下積みをして俳優を目指してる奴。新車の車を買ってすぐに事故った奴。インターネットが友達だと言う童貞な奴。結婚して二児のパパになった奴。会社を経営して忙しく走り回ってる奴。看護師になったゴリラみたいな奴。死んじまった奴。
おぃらと同じくらいの時間を生きている奴等にもね。いろんな奴がいるよ。どいつもこいつもね。自分の人生を生きてやがる。おぃらの事なんてね。きっと忘れちまってる奴も沢山いるだろうよ。昔は1日6時間の学校が本当に長く感じたのにね。今は1日なんてあっという間だよ。おぃらは別にね。格好いい生き方がね。したいわけじゃないんよ。誰もが憧れるおっさんになりたいわけじゃないんよ。ただね。せめてね。自分が誇りを持てる様な生き方がしたいんよ。毎日がただ過ぎる事なくね。ほんのちょっとでもね。1ミリでもね。前に進める生き方をしていたいよ。そうしたらね。きっとおぃらも本当に笑えるよな。雑誌の中の彼女の様にね。本当に笑えるよな。




愛ちゃん。あんたが今のおぃらを見たらいったいどう思うだろうか。おぃらね。あの卒業式の日からいろんな事があったよ。本当にね。いろんな事があったよ。いろんな世界を見てね。本当に沢山の人達に出会ってね。おぃらこんな人間になっちゃったよ。おぃらは別にね。今の自分が好きなわけじゃないよ。嫌いだよ。でもね。高校生の頃よりはね。おぃらは自分を好きになれたよ。本当だよ。



きっとね。もう2度と会う事はないと思うよ。たぶんね。会ってもね。おぃらはあんたに気付かないと思うよ。だけどね。あの頃ね。いつもあんたを見ていたよ。校庭を走りながらいつもあんたを見ていたよ。伝える事はね。できなかったけどね。おぃらはね。きっとあんたを好きだったんだ。おぃらの彼女の親友であるあんたをね。好きだったんだ。もしね。あの頃のおぃらにね。独りになる勇気があってね。あんたに告白をしてたらね。何かが変わっていたかな?

雑誌の中の笑顔のあんたを見てね。少し忘れていた事を思い出しちまったよ。おぃらはね。いろんな事から逃げて来たからね。もう逃げたくはないんよ。あんたがね。卒業式の日から今までね。いったいどんな時間を過ごして来たのかは解らねぇけどよ。おぃら負けねぇよ。あんたなんかに負けねぇよ。

今日のお薦めBGM=ムラマサ「二月の雪」