独りぽっちの裸のメロDIEー

あんたは寂しくはないかい? あんたは愛に生きているかい? 僕はね。僕は生きてる。生きてるのに死んでる。 そんな独りぽっちの夜に逃げ場所を探し求めて、 「寂しがり屋日本代表」KUSOGAKINGが放つ愛と孤独と裸のクソッタレた言葉達。にゃんにゃん。

プリティー・パンク・ミュージック

お盆が終わりまたありきたりな毎日が始まった。朝起きて車乗って仕事行って働いて家帰って飯食べて風呂入って寝る。そんなありきたりな毎日だ。
生きる為に金を稼ぐのか。金を稼ぐ為に生きているのか。そんな事すら解らなくなっちまう。








グチも今頃必死に働いてんだろうな。お盆は寝る時間を割いて毎日「愚痴流」を開催。楽しかった。本当にね。こんなに頭がかち割れそうなくらい笑ったのは久しぶりだった。



グチのおごりで食べた焼肉の上手さ。おぃら達の過去と未来。夜の繁華街。真夜中の花火。命を賭けた戦い。男と女。情けねぇ自分。大人になれなかったグチ。風で飛んでいった帽子。ほんの少しの不安と葛藤。楽しかった。




真夜中に閑静な住宅街にある公園で花火をしたおぃら達。次の日は翔(あだ名)を交えて居酒屋へとご飯を食べに行った。
財布の中に2000円しか入ってなかったおぃらは贅沢三昧食べてぇものを食べた。酒を飲み交わしては吐く。その繰り返しさ。トイレに行ったりして少しでも席を外しちまうと大変だ。トイレから帰るとビールはタバスコで真っ赤に染まりおかずはデザートと一緒になってグチャグチャ。そしてよ。それを誰かが食べるのを見るのが楽しくてしょうがねぇ。結局この日の会計は合計約24,000円。おぃらは2000円を渋々出した。





次の日にはカラオケに行った。「愚痴流」のカラオケではお決まりのカラオケ採点罰ゲーム。採点の1番低い奴が罰ゲームをすると言う命懸けのカラオケさ。上半身裸でカラオケ内を一周。ウォッカを一気飲み。他に部屋に勢いよく入り無理矢理1曲熱唱。でもね。やっぱり罰ゲームはグチばっかりでよ。あんまりにも可愛いそうだからピザやら唐揚げやらお酒やらグチの金でいっぱい食べてあげたよ。



極めつけはタバスコ1本分をかけたピザを食べる罰ゲーム。これを受けたのは光だ。その強烈な不味さと辛さと臭いに鼻血まで出してやがったよ。


最後にはおぃらと光がグチの為に歌を唄いまくってやった。
歌詞のね。「君」とか「あなた」とかの部分を全部「グチ」に変えるんだけどさ。それが気持ち悪くてしょうがねぇんよ。「愛してる」だの「好き」だの連発でよ。




それでもね。グチは涙ぐみながら「これくるわぁ」って必死に照れ隠ししてたよ。



グチが小さな声で言った「ありがとう」が嬉しくてたまらなかった。




こんな事ばかりしているおぃら達。いったいいくつまでこのままでいれんのかな?大人になりてぇ。大人になりたくねぇ。大人になりてぇ。大人になりたくねぇ。





おぃらのお盆なんて毎年、愚痴流で始まり愚痴流で終わっちまう。
TVをつけりゃあ海外旅行だの海だの行ってよ。どいつもこいつも幸せそうに笑ってやがる。羨ましいよ。でもよ。おぃらはこれでいいと思う。これがいつまでも続けばいいと思う。





グチも今頃必死に働いてんだろうな。次に会う時まではおぃらもぅ少しマシな人間になってるからな。頑張るよ。



いーつまでも絶える事なく。友達でいよう。
今日の日はさようなら。
また会う日まで。

今日のお薦めBGM=それでも世界が続くなら「シーソーと消えない歌」