独りぽっちの裸のメロDIEー

あんたは寂しくはないかい? あんたは愛に生きているかい? 僕はね。僕は生きてる。生きてるのに死んでる。 そんな独りぽっちの夜に逃げ場所を探し求めて、 「寂しがり屋日本代表」KUSOGAKINGが放つ愛と孤独と裸のクソッタレた言葉達。にゃんにゃん。

The Battle Of Mine

「最近、私輝けてない」。

僕はこの言葉を2人に言われた事があるんだ。言われてみてなんとなく思った。僕の愛で縛り付けて僕と2人の小さな世界で生きさせようとする。僕の愛し方は間違っている。
僕の事を解ってくれてもね。きっと理解はできない。だから2人きりの世界だときっといつか不安定で解らなくなっちゃって皆疲れちゃう。それにさ。僕自身が揺れ動いてる。本当の僕と本当じゃない僕。心の開け閉めが激しいんだ。本当の僕が素直になれなくて本当の事を言えない時もあれば時々、本当じゃない僕が心無い言葉を言う。きっと誰にも解らない。






小さな頃から僕は「生まれてきてはいけなかったんだ」そう思いながら生きて来た。それでも小さな僕には自分で死ぬなんて言う発想もなくどう生きるかを考えた。そんな小さな僕が考えた生き方はいつも笑っている事。小さな頃の僕の写真はどれも満面の笑みで幸せそうだ。
幼稚園に入ってイジめられても僕はその事を誰にも言わなかった。いつも笑って隠していた。どこに行っても気の休まる場所がなかった。痛いよ。悲しいよ。寂しいよ。本当は今にも逃げ出したかった。だけど小さな僕にはなんの力も無かったしね。笑う事しかできなかったんだ。


幼稚園に行きながら塾、習字、剣道、空手。大変だったけどそれでも僕は笑っていたよ。いつも怯えながら笑っていた。殴られないように。いつか誉めてもらえるように。いつか認めてもらえるように。




だけどこの時、僕はすでに歪んでいた気がする。甘える事も頼る事もできなかった小さな僕も子供ながらに欲しいモノも沢山あった。だけど何も言えなかった僕は人から盗むようになった。幼稚園の先生のモノ。近所の知り合いの家のモノ。最低だね。

そして幼稚園の年中くらいになると幼稚園に行かなくなった。病気になる事を覚えたからだ。病気の時だけは周りの大人は少し優しくなるから。
痛くもないのにお腹の痛いフリをして頭の痛いフリをした。そして自分の頭をコンクリートに何度も何度も叩きつけてさ。血が出るまで叩きつけて病人になったりもしていた。


こんな歪みきった小さな僕に誰も気が付かなかった。いつもただ笑っていたからね。欺き続けて平気なフリしてたからね。だけどね。この頃に僕が書く絵はいつも真っ黒だった。大人になって見てみるとどれも黒で塗り潰されてるんだ。きっと小さな僕なりのSOSだったのかもしれないね。






こんな僕の小さな頃の話をしてもきっと「だからなんだ」だとか「可哀想」って同情されるだけで理解はして貰えない。痛みなんてきっと解らない。僕だけが痛みを持ってるわけじゃないのも解かってるけどね。



だけどね。たった1人愛する人にだけは全てを解ってほしい。そう思って全てを話してもきっとそこには同情が出てくる。情でもなんでもいいから繋ぎ止めようとする僕の愛し方はきっと間違っている。



昔、彼女の家族に「なんでこいつだけこんなに我慢して辛い思いしないといけないんだ?」って言われた事がある。やっぱり僕が間違ってるんだ。僕の愛し方は間違ってるんだ。そう思った。



やっぱりの僕の愛はどこか歪んじまってるのかもしれない。無条件に愛する事も優しくする事もできない。満たされたい。泣いたり甘えたりワガママ言ったりそんなのただの自分勝手かもしれないよ。間違ってるのかもしれない。だけどね。1度真実の愛を知ってしまった僕にはもぅこんな愛し方しかできないんだ。



僕は悲劇のヒロインでもなければ自分だけが不幸だなんて思ってもない。
心無い哀れみの言葉も励ましの言葉も同情も愛の無いアイラブユーもいらない。
助けてくれ。

僕が消えちゃいそうだ。

今日のお薦めBGM=ABBA「CHIQUITITI」